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    高弾道でめちゃくちゃつかまる『Mグローレ』を徹底解説 ドローボールが簡単に打てた

    片山三将
    1965年生まれ、東京都出身。 1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。 その一方、国際事業部の責任者...
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    テーラーメイドゴルフは7月30日、都内展示会場にメディア120名を集め、日本のゴルファーのためのプレミアムブランドを標榜する『GLOIRE(グローレ)』の最新クラブ『M GLOIRE(Mグローレ)』(男女用のドライバー、アイアン)の記者発表会を開催した。 発表会の冒頭、同社のマーク・シェルドン-アレン社長は、「2018年のテーラーメイドは、今までにない成長を遂げています。その要因は『Mシリーズ』ドライバーの牽引です。特に『M4』は発売から22週間にわたり売上1位。これはテーラーメイド史上最高記録です」とその好調ぶりを口にした。 Mグローレ発表会 テーラーメイド アレン社長

    Mシリーズの傘下に入った「Mグローレ」

    その『Mシリーズ』の勢いに乗って今回発表されたのが『Mグローレ』だが、特筆されるのがブランドのポジショニングだ。『グローレ』は従来、日本人向けモデルとしてグローバルモデルとは一線を画して展開されていたが、今作からは『Mシリーズ』の傘下に入った。 よって、『Mシリーズ』は、『M3』、『M4』、そして日本モデルの『Mグローレ』の3つのモデルから構成されることになったわけだ。また、今まで『グローレ』はシニアゴルファーを製品対象者に据えていたが、今作からは若年層も含めた幅広い層に訴求するモデルに位置づけていくという。 この決断について、アジア地域のハードグッズプロダクトを担当する高橋伸忠ディレクターは、「市場性と製品開発に対する考え方を見直しました」と前置き、次のように話す。 「今までは年齢軸でモデルを棲み分けていましたが、高齢でも力がある人はいますし若くても力が無い人もいます。よって、年齢で棲み分けることは実態に則さないと判断しました。また、シニア向けに限定すると開発領域が制限されます。『Mシリーズ』に組み込んだ方が、グローバルのテクノロジーを活用しながら商品力を追求できると判断しました」

    Mグローレを実際に打ってみた

    そこで実際に打ってみた。まず、構えて感じるのは、『グローレ』らしい高級感。 カーボンクラウンのグレーと白の格子が上品で、金の挿し色とのマッチングもいい。そして、フェースはかなりスクエア。「ツイストフェース」独特のトウ上部を逃がしたシェイプなので、少しオープンに見えるくらいだ。 Mグローレ アドレス 「そう見えるかもしれませんが、フェースセンターで測るとプラス1度のクローズです。また、ゴルファー心理としてオープンに見えると逆にフェースを閉じるスイングになりやすいという傾向もあります。色んな意味でドローボールが打ちやすいデザインにしているわけです」(先述の高橋氏) なるほど。確かに打ってみるとフェースローテーションを使いやすく、一発目からドローボールが出た。 特筆できるのがスピンの少なさ。筆者は通常スピン量が3500~4000rpmと多いのだが、2500rpm前後とかなり抑えられている。シャフトの戻りも速くボールもつかまりやすい。低スピンで力強いドローが打ちやすいことを実感した。 その点については、発表会に参加した永峰咲希プロも「右にいき難いし、右に逃がしても距離が落ちません。曲がりもフェアウェイの幅に収まりますね。あと、ポイントは打球音です。私はクラブの評価に当たっては弾道よりも打球音を大切にしますが、すごくいい音がします」と気に入った様子。 このコメントからも分かる通り、打感の良さにこだわる人、そして右に吹け上がって飛距離と方向性が定まらないゴルファーは、『Mグローレ』を一度試すべきかもしれない。

    ALL IN M(全てのテクノロジーを搭載)

    Mグローレ 『Mグローレ』ドライバーは、弾道の曲がり幅を軽減するという「ツイストフェース」、打球の初速アップ、スイートエリア拡大を図ったという「ハンマーヘッド」など、現行の『Mシリーズ』のデザインを継承するが、差別化されるポイントは、軽量化とボールのつかまりやすさに集約されそうだ。 今まで『グローレ』のヘッドはフルチタンだったが、『Mグローレ』はクラウンとソール部にグラファイトコンポジット(カーボン)を採用した。それにより生まれた余剰重量をヒールと後方にウェイトを配置することで、ドローバイアスと低重心設計を実現、つかまる高弾道を打ちやすくしたという。また、「ツイストフェース」を鍛造で作り上げ、打感の良さも追及したとのこと。 ちなみに、シャフトはテーラーメイドと藤倉ゴム工業が共同開発した『Speeder EVOLUTION TM』を装着。軽量化と高いパフォーマンスで幅広いゴルファーに対して飛距離性能を提供するという。 以上が主な製品特徴だが、同社が語るように『Mシリーズ』の性能を余すところなく搭載。それに加えて、日本モデルとしてのこだわりも随所に取り入れた。同社では、「ALL IN M」(全てのテクノロジーを『Mグローレ』に注ぎ込んだ)と表現、完成度の高さを謳っている。

    藤倉ゴムとの共同開発Mグローレ専用シャフト

    Mグローレ専用シャフト シャフトは藤倉ゴムと共同開発したMグローレ専用シャフト『スピーダーエボリューション TM」を装着。 弾性と強度があるマトリックス樹脂「ナノアロイ」を使用した高弾性・高強度炭素繊維「トレカ」T1100Gのカーボンシートをシャフト先端部に採用することにより、軽量化と高い飛距離性能の両立に成功したシャフトだという。

    M3、M4とMグローレどれを選べばいいのか

    テーラーメイドゴルフでは、以下のようなイメージを持っているという。

    M3ドライバーの推奨ゴルファー

    テーラーメイド M3 クラブに対してこだわりのあるゴルファー。重心位置の可変機能を使ってその位置をチューニングするなどこだわりを強く持つ人が対象。クラブ総重量の目安は307g(シャフトフレックスSR)。

    M4ドライバーの推奨ゴルファー

    テーラーメイド M4 広範囲なゴルファー(ロフト角やフェース角の調整にこだわる人)。クラブ総重量の目安は295g(同S)。

    Mグローレドライバーの推奨ゴルファー

    Mグローレ 日本人ゴルファー用にデザインされたクラブを求める人。クラブ総重量の目安は273g(同R)。 大まかには以上の通りで、同社ではゴルフの腕前に関係なくクラブへのこだわりで選んでほしいという。 そこで本題の『Mグローレ』だ。同モデルはプレミアムブランドを標榜し価格もドライバー1本8万2000円と現行の『Mシリーズ』よりも高い。それだけに製品内容の充実が問われるが、その辺りを見ていこう。 以上、『Mシリーズ』として再出発を図る『Mグローレ』を紹介した。試打した印象も含めてジャパンプレミアムを感じさせるモデルに仕上がっている。テーラーメイドゴルフでは今後の試打会に『M3』、『M4』、そして『Mグローレ』の3つのモデルを持ち込み、それぞれの違いをゴルファーに体感してほしいという。 永井プロによる『Mグローレ』試打レビューはこちら
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