パーフェクトプロのグリップで85歳が199ヤード 「高齢者の手指にとても優しい」

「グリップはゴルフを握る」――。こう語るのは、エイジシュート22回を誇るゴルフ歴60年の塩田正さん(85歳)だ。ゴルフのあらゆる結果はグリップの握り方で決まると大ベテランは結論づける。
塩田さんに代表されるように、ゴルフのキャリアが長い人ほどグリップの重要性を知っている。ただ、その反面、齢を重ねるとどうしても手のトラブルが出てきて、思うようなグリップが出来なくなるという人が多い。
そこで今回、シニアゴルファーを代表する塩田さんに高齢者の手の悩みを聞き、それを解決するグリップの選び方をワークスから発売される『perfect pro(パーフェクトプロ)』を例にとって語ってもらった。
まず、はじめに同氏に最近のゴルフの悩み、そしてゴルフが思うようにならない原因の一つとなる高齢者特有の手の悩みについて語ってもらった。
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70歳を超えると手の悩みが増える
最近、ゴルフはいかがですか。
「まず、一番悩んでいるのは飛距離が出ないことです。もう、どうしたらいいのか、そんなことばかり考えてちょっとゴルフを楽しむというよりは苦痛なところが出てきました。その苦しい部分をどう克服してもっと伸ばしていくのか、この辺りを常に考えているんです」
右手にサポーターをはめていますが…。
「バネ指です。もう3回目ですが、曲げようとしても自分の意識とは違って勝手に動いてしまう。こうやって、ゆっくり伸ばそうとしてもパッと跳ねちゃうんですね。今のところゴルフはできるのですが、これが酷くなると痛くてクラブが握れなくなるようです。
今は、トップにクラブを上げた時、右手の親指にクラブが乗りますが、その時にちょっと痛い。だから少し兆候があるんですね。この悩みがフィット感のいいグリップで解決できればいいと思うんですがね」
シニア、特に70歳を超えるとどういった手の悩みが出てくるんですか。
「70歳を超えると10年、20年、30年とゴルフをやっている人が多いんです。私はもう60年やっていますが、70歳を超えた時に手の脂っ気がなくなり、手が乾いてくるんですね。
そして、私の指ですが中指が人差し指の方に傾いちゃってます。あと、指が掌側に曲がって真っすぐ伸びなかったりと知らず知らずに70歳を過ぎるとこういった障害が出てきます。
それがゴルフにどう影響するかということですが、クラブはヘッドがけっこう重くて効いています。重いモノを振り下ろして最高のスピードのところでボールに当たるから凄い衝撃です。
この衝撃に対して、グリップの緩み、カサカサ感などが出てしまうと手が耐えられないのです。
また、ダウンスイングの時に少しクラブの軌道が変わるとか、もうほんの少しですが、こういったことが起きてきて、それがヘッドスピードを弱めたりフェースの向きを変えたりと間違った動きを引き起こす。
飛距離が落ちる原因になっていると感じています」
パーフェクトプロを試してもらう
高齢による手の悩みが飛距離の出ない原因の一つと塩田さんは語る。特に、手の緩みによるインパクトでの当たり負けなどが深刻なようだ。そこで手に吸い付くようなフィーリングと定評がある『パーフェクトプロ Xライン ラバー』を試してもらった。
どうですか。
「ものすごく、フィット感がありますね。今までのグリップは左手も右手もどこかモジモジするんですよね。あと、今までのグリップだと握ると右手の親指が痛くなるのですが、それをあまり感じないですね。指も隙間なく握れる感じがします。
特に右手の親指と人差し指で作るV字の感じが違いますね。今まではこの形が決まらない間にクラブを振り上げる感覚がありましたけど、このグリップを構えてみて、若い時に真剣勝負の大会に出ていたような、そんな握り方が出来てアドレスもスッと構えられました。ちょっと自分でもビックリしています」
本当にアドレスがピタッと決まってますね。
飛距離が180ヤードから199ヤードに伸びた
そして、グリップがしっくりする間にドライバーを打ってもらったが…。
「そうですね、手元がしっかりしてインパクトで手が流れずピタッと止まるからヘッドが加速します。こういう飛びの方程式がちょっと出た感じがしました。私は最近ドライバーで180ヤード行けば飛んでる方ですが、初めて200ヤードに1ヤード足りない199ヤードが出ました。これでワンランク上がって、200ヤードも期待できそうです。
我々のような高齢者の掌は乾いていたり、指が曲がってしまったような障害もある。こういう人には、『パーフェクトプロ』のように手に密着したグリップの方が絶対にいい。高齢者の人はこれに早く気が付いてほしいです。
そうすれば、私が今打ったように20ヤードの飛距離アップが果たせるかもしれない。もっと手元がしっかりすれば飛距離が伸びることに注目してほしいですね」
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