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    顧客満足度を高めたグリップ交換会の成功事例

    片山三将
    1965年生まれ、東京都出身。 1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。 その一方、国際事業部の責任者...
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    一説では、グリップ交換をしたことがないゴルファーは全体の8割に上るという。グリップはクラブとゴルファーをつなぐ唯一の接点であるだけではなく、クラブを操作する上で重要なパーツだ。 それにも関わらず、ほとんどの人がグリップに無頓着で交換できることを知らないゴルファーもいるという。 まずは、その辺りの事情について、埼玉県熊谷市の練習場「カゴハラゴルフクラブ」に店舗を構える「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」の村田拓亮副店長に話を聞いてみた。

    ツルツルのグリップを使い続ける人も

    ゴルフパートナー 村田副店長 「グリップを交換するタイミングやそもそもグリップの重さを知らないゴルファーの方もけっこういます。実際、古いクラブの人も多いですし、ツルツルになっている方も目立ちます。 だから、当店ではグリップを交換する目安のサンプルをショップに置いて、それと自分のグリップを握り比べてもらうことで交換のタイミングを告知しています」 サンプルのツルツルグリップを握ってみたが、かなり滑る。これではグリップを相当強く握らないとクラブをコントロールできないことが実感できる。グリップの重要性をゴルファーに知らせるいい試みだ。

    グリップ交換会でゴルファーの背中が押せる

    パーフェクトプロ グリップ交換会 ゴルファーがグリップを交換する意識が低いのは、業界が告知不足という面もあるだろう。そこで重要なのが、グリップメーカーとショップがタイアップするグリップ交換会だ。 先述の村田副店長は、「交換会はグリップの重要性をお客様に意識してもらういい機会です。実際、うちのお店は毎月200~300本のグリップを交換、ショップの中ではその販売本数は多い方だと思いますが、やはりメーカーさんとタイアップでグリップ交換会を実施すると、販売本数はグッと上がります」 やはり、交換会は重要でグリップが気になっているゴルファーに気づいてもらういい機会になっているという。 そこで、同店はさらに顧客へのグリップ交換を促すために、あるモデルに着目した。それがワークスから発売されている『パーフェクトプロ』だ。

    実際にスタッフが使用しているので顧客へ薦めやすい

    パーフェクトプロ グリップ交換会 「当店のグリップタイプ別の販売構成比はラバーが8割、エラストマーが2割です。圧倒的にラバーの比率が高いのはシニアのお客様が多いことも理由です。 そこでラバーでも人気の『パーフェクトプロ』の交換会を初めて企画、ワークスさんに打診しました。 今まではメーカーからの働きかけで交換会を実施していたのですが、これからは自主的に店舗からメーカーへ依頼しようということになり、その一回目に『パーフェクトプロ』を選びました。 『パーフェクトプロ』だった理由は、当店のスタッフの大半が『パーフェクトプロ』を使っていること、そして練習場のティーチングプロも同モデルのユーザーなので生徒さんにも薦めやすいと考えました。 実をいうと私も『パーフェクトプロ』を使用しています。まず、グリップ力がいいですし滑らない。これに加えて、持ちがいいこともお客様に薦めやすいポイントだと思っています」 そこで同店はワークスに連絡、12月10日に『パーフェクトプロ』の交換会を実施することが決まった。以降、同店では顧客へ交換会開催の旨を説明、予約を取り始めたが、その注文本数に驚いたのはワークスだった。 「予約で100本の注文が入りました。これは初めてのことです。当社は年間10回ほど交換会を実施していますが、交換本数は一日平均50本ほど。それが予約で倍ですから嬉しい悲鳴です」 一方、注文を取った「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」では、顧客にグリップの状態を確認するだけではなく、スイング時に肘への負担がないかなども尋ね、違和感があるようなら『グリップ交換してみませんか?』といった問いかけも行ったという。 そういった心配りが予想以上の注文につながったのだろう。そして、今回多かったのが、セットでまとめて交換する人が目立ったことだ。通常、試しにドライバーやウエッジなど単品から交換、良ければ他の番手を換えるケースが多い。 セットを換えるということは、店頭でグリップを触ってみて、そのフィーリングを気に入った人が多かったということだろう。

    一日155本の交換は過去最高記録

    パーフェクトプロ グリップ交換会 クラブセット12本をゴソッと代えた野口春正さんは、「丁度すり減ってきたので交換を決めました」と前置き、次のように話す。 「まず、練習場からの薦めがあったことがきっかけですが、メーカーも来るというので色々と話を聞きながら換えようと思いました。今回は『Xホールドブラックラバー』に差し替えました。 少し右手の部分が細くなっているタイプは初めてですが、丁度いいですね。左手もしっかり握れますし、しっとりしたフィーリングもいい。 そんな理由で12本ゴソッと換えました。セット全部替えたのは初めてですよ」とかなり気に入った様子だ。今回は予約注文が100本、そして当日交換分が55本の計155本を交換したが、ワークスの交換会では過去最高記録だったという。
    パーフェクトプロ グリップ交換会 ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店
    「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」と『パーフェクトプロ』のグリップ交換会は、成功事例といえるだろう。 まず、ショップが交換の意義をしっかりとゴルファーに伝えたこと。そして、スタッフ自らが気に入って使用しているので顧客への説得力がついたこと。 さらに、メーカーのスタッフが現場でゴルファーの声を聞きながらコンサルティングしたこと。このプロセスが三位一体となり、顧客満足度を高めた。 こういった活動が少しでも増えれば、8割のゴルファーが未経験というグリップの市場風景も大きく変わってくるのではないか。
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