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重量の概念はもう古い? スピードで全ゴルファーをターゲットに据えたTS1

メーカー 片山三将

アクシネットジャパンは7月5日、『TS1 ドライバー』を発売する。同モデルは、すでに販売されている『TS2/TS3 ドライバー』シリーズに追加されるもの。

『TSシリーズ』は、従来にないクラブスピードとボールスピードを追求した「タイトリスト・スピード・プロジェクト」から生み出されたもの。

アクシネットジャパンは、その製品特徴を市場へ浸透させるべく、試打会の開催やプロの使用情報の発信を積極的に行ってきた。その甲斐もあり、一定の評価は得ている。

TS2/TS3と何が違うのか

TS1の特徴は、ボールスピードを極限まで高めたという「タイトリスト・スピードシャーシ」と呼ばれるテクノロジーを採用したこと。従来品に比べて20%空気抵抗を減らしたヘッド形状、速いボール初速を生み出すフェース設計などの技術を組み込んだとか。

実際に手にして驚くのは、その軽さ。既存の『TS2』と『TS3』の最も軽いスペックがそれぞれ300gと310gだが、『TS1』の最軽量モデルは271gと30gほどの軽量化を図っている。

主に、300gを超えるレギュラーウェイトの市場は、テーラーメイドの『M5/M6』、キャロウェイの『EPIC FLASH』、ピンの『G410』など米国ブランドのシェアが高い。

一方、270g程度の軽量市場は、『ゼクシオ』を筆頭にした国産ブランドにキャロウェイの『ローグ』やテーラーメイドの『グローレ』など競合品が群雄割拠する。今回の『TS1』は、その市場に打って出たモデルと見られるが、同社では「ツアープロからアベレージゴルファーまで全てのゴルファーが対象です。『TS1』は『タイトリスト・スピードシャーシ』のテクノロジーを搭載したことで、どんなタイプのゴルファーでも今までにないスイングスピードが体感できるものです」(アクシネットジャパン)クラブの軽量化は、スイングスピードを高める開発背景の一つに過ぎず、今までの概念を覆す全く新しいニューモデルの登場というのだ。

軽量なのに手応えがある

そこで実際にクラブを手にしてみたが、投影面積が広くシャローバックになっているのでボールが上がるイメージが出やすい。ただ、単にやさしく打てる印象だけではなく、重厚感も併せ持つ。この辺りに軽量モデルながらもタイトリストとしてのこだわりが伺える。

そして、実打してみると軽くてしなるせいか最初の何発かはシャフトが戻り切らずボールが右に出た。これは筆者のヘッドスピード(44m/s)とスペックが合っていなかったことが要因。

そこでシャフトをSRからSに変更して打つと、シャフトのしなり感が合い、しっかりとインパクトにヘッドが戻ってきた。

印象としては、クラブスピードの速さもさることながら、ビシッとした打球感と打球音の心地良さだ。

一般的な軽量ドライバーは、軽さや弾き感はあるものの、ソリッドな打ち応えを感じることは少ない。よって、やさしさと打ち応えの双方を求めるゴルファーに『TS1』は、かなりハマるのではないか。

なお、同ドライバーのロフト角は9.5度、10.5度、12.5度(左用は10.5度のみ)。長さは45.75インチで、シャフトは「Titleist Diamana 50」、「Titleist AiR Speeder」を装着。価格は1本7万2000円(税別)。

『TS1』の登場によってラインアップに厚みを増した『TSシリーズ』だが、今後は『TS1』が軸になる。ドライバー市場は、先述したようにレギュラーウェイトと軽量市場に二分される格好だが、果たしてTS1が提唱する「スピードで飛ばす」が重量の垣根を取り払うのか。同社が得意とするツアープロの使用が増えれば説得力も出てくるだけに、その動向が注目される。


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ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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