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脳波検査で生まれた四代目『V-iQ』

メーカー 編集部

開発コンセプトも従来の「前モデル比で何ヤード飛びます」といった視点から、感性工学デザインを全面に打ち出す斬新さ。これを裏付けるため、東京工業大学名誉教授で脳機能研究所社長の武者利光氏へ検証を依頼したほどの徹底ぶり。具体的にはプレッシャーを減らし、ナイスショットの確率を高める視覚的な工夫が随所に盛り込まれたという。販売統括部の土方邦彦氏がこう話す。

「ゴルフは精神状態が大きくプレーに影響を及ぼすスポーツです。そこでプレッシャーをやわらげて、やさしく打てること、一定のリズムでスイングしやすく、スクエアインパクトに導くにはどうしたよいか? この2点に着目しました。芯でとらえやすく真っ直ぐ飛ばせるように、ヘッド、シャフト、グリップに感性工学デザインを採用したのが特徴です」―。

具体的には、①芯で捉える→ターゲットアイ、 ②アドレス時の安心感を生む→マスキング&フェースデザイン、 ③視覚効果で長さを感じさせない→ズームアップシャフトデザイン、 ④グリップ位置や構えた方向が確認しやすい→グリップデザイン。これらの採用で先述の目的を実現したという。

特筆されるのは①の「ターゲットアイ」。ヘッドクラウン部に描かれたCDを彷彿させるデザインで、

「ゴルフクラブは、シャフトの軸線上にヒッティングポイントがありません。そのため、ヘッドに施されたターゲットアイ(ヘッドの重心)を意識しながらボールにぶつけるイメージが大切。スイング軌道が安定してボールがつかまり、やさしく飛ばせます」

つまり、ゴルフクラブは野球のバットやテニスラケットのようにシャフトの軸線上にヒッティングポイントがないため、ヘッドのターンで打たなければならず、スライス傾向になりやすかった。視覚効果によりヘッドの重心を感じながら打てれば、ボールがつかまり、スライスが軽減されるという仕組み。

シャフトは前モデル比で0・5インチ長尺化した45・75インチながら、錯視効果を生む3分割のカラーリングや、近くに見える進出色と遠くに見える後退色の組み合わせで短く感じるようになっている。一般ゴルファー18名(男性14名、女性4名)にアドレスしてもらい、頭部10箇所の脳波を測定した実験では、

「信号パターンを相関分析し、リラックス、ストレスのレベル変化を感性指標として算出しました。感性工学デザインを施したドライバーはリラックスの指標が増加、ストレスの指標減少が確認できた」――。

10月19日、ロッテ葛西ゴルフ練習場での記者説明会は、例年と様変わりで質素に行われた。開催時間を4回に分けたが、会場はメディアですし詰め状態。「とにかく一度打ってみてください」―。スタッフの声が耳に残る。

すでに同社契約の上原彩子、全美貞、宅島美香がシーズン中にも関わらず「V-iQドライバー」へスイッチしているが、その多くは同時発表の『X-ドライブ 703』への移行が予想される。今回、よりアベレージへ特化したことで、これまでのゼクシオvsV-iQの構図は、正直なところ成立しにくくなるかもしれない。『X-ドライブ703』との二枚腰で、六代目『ゼクシオ』に立ち向かうことになる?    


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