プロギア新副社長が「限界突破」で自社を鼓舞

浅水敦
1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)...
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「下期の数字を担う核となる商品が『egg』です」――。
緊張の面持ちで語るのは今年7月、プロギアの副社長兼開発責任者へ就任した日比野公良氏。親会社である横浜ゴム入社後は、乗用車向けのタイヤ開発部門でキャリアをスタート。以後、グループ会社の社長も歴任してきた。
同社は8月1日、『egg(エッグ)』のドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンの記者発表会を開催したが、社内はその演出について多くの議論を重ねてきた。結果、発表会場をディスコ(クラブ・ディアナ)、試打会をインドア施設(ドライビングレンジ日比谷)で行った。
新製品の合言葉は、「no limit。限界突破へ」――。
『egg』はこれまで「非常識」「飛び主義」「飛ばし愛」など、国内他社とは一線を画す表現力で存在感を高めてきたが、初代は2007年8月発売のアイアンで、今回12年目に突入した。
「鮮烈」が持ち味の同社とすれば、発想の経年劣化は命取り。2015年には高反発の『金egg』でR&Aの不評を買い、『RS』シリーズの反発違反でリコールにも発展している。その意味で「限界突破」は自社を鼓舞する警句といえる。
で、何を「突破」するのか?
早速、日比野副社長のインタビューをお届けしよう。
Part1(約4分半)
Paer2(約4分弱)