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世界初 特許出願された全てPar3の新しいゴルフプレー「Game54」

ゴルフ業界活性化を目指す活動が様々な団体や企業で実施されているが、また一つ活性化を目的とした団体が誕生した。それが2017年10月に発足、先頃「Game54」というプレースタイルを提案した(一社)ワンオンゴルフ協会(代表理事:吉川丈雄氏)だ。

今までにないプレースタイルでゴルフ人口を増やすと同団体では語るが、では、どんなものなのか。吉川代表理事に説明してもらおう。

「ゴルフのプレーは通常18ホール、パー72です。しかし、もっと気軽に短時間でプレーが楽しめないものか、という意見が近年多く出てきています。要するに、ゴルフの普及が進まないのはプレーに時間がかかるということ。実際、アメリカでは6ホールでのプレーが考案されています。確かに6ホールだけのプレーだと時間短縮にはなりますが、3ホール残してプレーを終了するのはいかがなものか。そこで考えたのが全てのホールをパー3でプレーするということでした」

「54」という数字は、18ホールを全てパー3でプレーした際のパーの合計数というわけだが、吉川氏によれば、通常のハーフプレーだと2時間超かかるが、乗用カートで「Game54」なら1時間15分程度でラウンドできることも実証済みという。仮に18ホールスルーで回れば、2時間半で終了できる。プレー前後の時間を有効に使えるというわけだが、具体的なプレースタイルは、以下のようになる。

通常の18ホールのゴルフ場でプレーを実施。パー3は通常のティーグランドからプレー、パー4はIP点(バックティからフェアウェイの250ヤード地点)を基準とし、フェアウェイ幅に仮設ティーを設定、パー5は第2IP点からのショットになるという。

ただ、吉川氏はこのゲームのメリットは時間短縮だけでないといい、主な利点を次のように挙げる。

プレー料金は半額以下を想定

●通常のゴルフ場で、道具もルールもそのままに本格的なゲームを楽しめる。
●ショートゲームが上達する。
●初心者から上級者、女性から子供、そして高齢者まで幅広い層がプレーを楽しめる。
●特設ティー(ミドル・ロングホール)を使用することで、通常と同じティーアップでゲームを開始できる。
●通常の18ホールの料金よりも安くなるため、気軽にプレーできる。

特に、幅広い層が楽しめる、料金が安くなる(同協会では平日プレー料金は通常の半額、5000円以下を想定)などゴルフの底辺拡大には寄与しそうだ。

早朝、薄暮営業に最適

一方、仮設ティーや格安プレー料金の設定など、吉川氏の提案に賛同するゴルフ場が無いとこの話は成立しない。静岡県のサザンクロスカントリークラブが認定第一号となったというが、その他のゴルフ場への提案はこれからだ。そこで受け皿のビジネスメリットが必要となるが、主な内容は以下の通りだ。

●夏季の早朝や薄暮営業、または休日営業日に「Game54」を導入でき、施設の稼働率を向上することができる。27ホール規模のゴルフ場では、平日9ホールを「Game54」専用に稼働させることも可能。
●プレー時間が短いため、通常営業時よりも短い間隔でスタートが可能なので、多くの組数を受け入れることができるなど。

通常パー72でプレーする組とはプレーにかかる時間が異なるため、時間枠の制限なども発生するだろうが、上記の通り、早朝や薄暮、そして平日9ホールを「Game54」専用にするなど空き枠を有効に活用できるというメリットはありそうだ。

ちなみに、「Game54」を導入したいゴルフ場は、同協会への入会が必要となる。入会方法は入会金10万円+税、月会費1万5000円+税を支払い、専用のスコアカードを導入(1枚300円+税)、特製ティーマークの無償提供を受けるという手順だ。

世界で初めてプレースタイルの特許も出願

プレースタイルに関する特許も出願されたという「Game54」だが、ワンオンゴルフ協会では初年度80コース、3年目には300コースでの導入を目指すという。また、「Game54」で競う公式競技会やプレースタイルの海外進出も視野に入れるなど、このゲームスタイルの普及に並々ならぬ意欲を見せる。

「現在、最もゴルフを楽しんでいるのは70歳以上の団塊世代です。あと10年もしたら彼らは80歳以上になり社会活動は減少、それに伴い経済活動も減ってきます。40~50歳代の次世代ゴルファーの増加が見込めない現状を考えると、2030年以降、ゴルフはかなり縮小してしまうでしょう。そうなる前に少しでも緩和する方法はないだろうかと考案したのが『Game54』です」

吉川氏は、とにかくゴルフの敷居を下げることが参入障壁を低くする唯一無二の策と捉え、その啓蒙活動に邁進していくという。果たして、ゴルフ場の賛同は得られるのか、今後の動向に大きな注目が集まりそうだ。

<吉川丈雄氏のプロフィール>
日本大学芸術学部写真学科
1984年ゴルフダイジェスト社 写真部入社、1985年週刊編集部に異動。チョイス誌編集長などを経て、現在ゴルフダイジェスト社 特別編集委員。2017年9月ゴルフプレー、2018年1月スコアカードに関する2件の特許出願により一般社団法人ワンオンゴルフ協会設立 代表理事に就任

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ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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