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ピナクル新製品登場

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ゴルフボールのソリッドコア技術が市場を変えてから約15年、それ以前はボールは基本的に飛距離と性能の二つの分野に分かれていた。

しかしソリッドコア時代になってからその二つの言葉が一つのボールに与えられるようになった。そしてタイトリストPro V1がヒット商品となり、それは現在も続いている。その当時、アクシネット社が所有するゴルフボールの姉妹ブランド、ピナクルは一般的に、ソリッドコアを持つディスタンス系ボールとして知られていたが、そのボールが現在は構造技術の進化により、飛距離性能を失わずに改善されることが可能になったのだ。

ピナクルボールが現在、米国のゴルフボール市場で、テーラーメイドと同じシェア(第5位)だということを知る人は少ない。上位にいるブランドは、ナイキ、ブリヂストン、キャロウェイ、そして前述のカリスマブランド、タイトリストだ。これは2015年8月までの全米ショップにおける金額売上シェアだ。

ではどのようなユーザーがピナクルを使っているのか?

同社調査によると、その使用者像はゴルフを楽しみ、レクレーション目的でプレーをしているエンジョイゴルファーだ。つまりあまり成績に拘らない個人ユーザーということで、話題はたまに出るナイスショット、プレーするのは主に週末友人達と、そして試合に出ることはないユーザー達だと言うことが判明している。そして彼等は、自分のゴルフがあまり上手くないことは納得しているが、ゴルフは好きで沢山ラウンドもしているのだそうだ。

ピナクルユーザーの多くは上手くはないかもしれないが、それなりにプレーレベルの助けになるボールは欲しており、彼等にとっても製品の性能は非常に重要だ。

彼等の多くは価格でボールを選ぶが、それは高価なボールがプレーのメリットにならないからだ。ツアーで使われているボールは、彼等にとって上級プレーヤーのようには重要ではないのだ。

ピナクルブランドはそこそこのゴルフボール事業を続けているけれど、市場ではやや低級に評価されており、同社もそこにはグレードアップの機会があることを認識している。

アクシネット社ゴルフボール製品管理部門のディレクター、マイク・マーオニー氏は「ピナクルは長い間、そのクラスのゴルフボール市場でもリーダーだった。これらの製品の広範囲にわたるテストの結果、当社はこの部門での成長もありそうだと期待している」と話している。

今回発表された2016年版ピナクルゴルフボール新製品は、同社のコア技術特性により開発されたものだ。その一つ、Pinnacle Rush(ピナクルラッシュ)は、高エネルギーコア技術を使用しており、同時に安定したボール飛翔を生むための先進のイコサヘドラル(二十面体)ディンプル設計を採用しているとのことだ。

全てのピナクルゴルフボールは、Pro V1の製造で定評のある、長い経験を持つアクシネット社R&A及び生産チーム(マサチューセッツ州)の先端技術により設計・テストされ、生産されている。

マーオニー氏(前出)は、「(今回の新製品)ピナクルラッシュは、現在市場にある超ソフトな、小売ダース20ドル以下の競合他社製品よりも飛び、しかも柔らかい」と話している。

タイトリストのR&D製品開発マネージャーのスコット・クーパー氏は「ピナクルラッシュはゴルファーの飛距離可能性を最大にするように設計されている。これは低コンプレッションコアと硬いカバーによる飛距離重視の構造で、この組合せは低スピンの速い初速度をもたらす飛距離増のための完璧なレシピだ。ラッシュの他のどのディスタンスボールよりも柔らかい全体コンプレッションは素晴らしいフィーリングを生む。

このボールは我々自身(タイトリストチーム)が一つ一つを設計、研究、生産しており、これはゴルファーにとって性能、安定性の面で大きなアドバンテージだ」と語っている。

ピナクルラッシュのカラーは、ホワイト及びオプティックイエローがある。

もう一つの新製品、Pinnacle Soft(ピナクルソフト)は、これまでで最低のコンプレッションコア採用が特長で、同社によればそれによりソフトなフィーリングと低スピン、飛距離増をもたらすのだそうだ。

クーパー氏(前出)は、「ピナクルソフトは、全てのショットで柔らかなフィーリングを望むゴルファーのために設計された。これは今まで作った中で最も柔らかいコアで、カバーも最も柔らかい仕様だ。このボールはどのクラブであろうと最高のフィーリングをもたらす。このコアとカバーの技術で、良いフィーリングで飛ばしたいというゴルファーの期待に応えたい」と話している。

ピナクルソフトのカラー選択肢は三種類、ホワイト+ブラックナンバー、ホワイト+ピンクナンバー、ピンク+ブラックナンバーが用意されている。

ピナクルの新製品の(Pinnacle RushとPinnacle Soft)米国市場販売開始は2016年1月始めより、両モデルの標準価格は米国小売標準価格(MSRP)でダース19.99ドルが予想されている。(GolfBoz.net WSG Daily Pulse 1/5)

最近は多くのゴルフ用品メーカーが、このようにプロ、上級者向け製品一辺倒の開発だけではなく、一般エンジョイゴルファー層、女性用、初中級者用製品の開発にも目を向けだしたことは、ニューカマーのゴルフ人口を増やそうという世界のゴルフ界ニーズに対しても有効だろう。ツアープロやエリートアマチュア向けのトップグレード製品開発で培った技術力が、一般ゴルファー向けの商品開発に活かされることは歓迎されることだ。

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